Becher

ベッヒャー夫妻は現代ドイツを代表する写真家で、
国立国際美術館で展覧会中のグルスキー等第一線の写真家を輩出した教育者でもある。
日本で工場が萌えるずっと前から産業建築をとり続けている。
その写真からは、いかに普段目にするモノが全体からつくられているかがよくわかる。
部分の集合体が全体ではなく、全体があって部分がある。
唐突なかたちのくみあわせは
製造ラインや搬出入の都合によってつくられていて、
そういった純粋な合理性だけでつくられている説得力といさぎよさが
モノの力となって現れている。
素材も素朴なその土地で使えるものでつくられている点で
奇異なかたちでありながら自然な姿に映る。
もちろん写真家の審美眼によって切りとられることで
その特性があぶり出されていることは言うまでもない。
神戸+設計事務所

前へトップページ次へ | AO | 2014/2/19