遠近法

日本では、絵画の手法として、遠近法の発達が遅かった。
考えてみれば、日常生活の中で、一点透視図法的な感覚で空間を捉えることは少ない。
インテリアでさえ、部屋の中心軸に沿って見ない限り、一点透視図法的には空間を認識しない。
建築写真などでは、見栄えの良い、焦点のはっきりした写真も多くみられるが、実際の生活においては、人は絶えず動いており、空間の捉え方も時間とともに移ろう。
教会のような建築ではもちろん焦点は重要になるが、一般的な建築においては、むしろシークエンスの方が強く意識されているのではないか。
六本木設計事務所

前へトップページ次へ | TT | 2014/2/21