階段

階段は、建築空間の中で、上下運動を示唆する場所だ。
階段のモノとしての存在感も、実際に使った時の視線の上下もドラマチックだ。
それで、階段を美しいものにしようと、設計者はアイデアを絞る。
しかし一方で、通常「上下運動」ということ自体は、その建物の目的と照らし合わせた時、特に重要な意味を持たない。
経験そのものの楽しみのために趣向を凝らしているところがあるように思う。
建築の中には、そんな「遊び」の部類に属するようなものも多々ある。
建築は、単純に機能を達成するだけのものでは無いのだ。
使う喜びが無くてはならない。
六本木設計事務所

前へトップページ次へ | TT | 2014/4/25