建築とアート

一般的に完成した建築が施主に引き渡されれば、改築されようが取り壊されようが建築家にそれを阻止する力はほとんどない。
神戸に建てられたフランク・O・ゲーリーのフィッシュダンスが全身ピンクに塗り替えられおまけに目玉が描かれたことがある。
誰もロダンやオーデンバーグの彫刻に目を描いたり色を塗り替えたりはしない。
アートのオーナーはパトロンとしての倫理が行き渡っているし、作品自体、投資価値を持つので手など決して付けない。
今後、建築とアートのボーダレス化が進めば、施主は建築士に設計料を払って作った造形に対して改築であったとしても著作権(法的よりも倫理的に)を犯すことが問題になってくるだろう。
六本木設計事務所
前へトップページ次へ | ST | 2014/6/10