共同住宅(集合住宅)について

分譲、コーポラティブ等(所有権、借地権のある)場合

個人で所有、つまり、まとまった資金を投入する以上、それに見合った理想的な環境を手に入れる為には少々の努力をいとわないと考えられておられる方は、コーポラティブ形式が理想でしょう。
結局のところは、戸建て住宅についての考え方に、どこまで追随できるかということになるでしょう。


賃貸共同住宅(オーナー)の場合

まず重要なのは、地域住環境の改善に貢献できることだと思います。長期的にみて、戸々オーナーのそれぞれの改善への努力が、結局は土地と建物の資産価値に直接影響を与えるからです。次に重要なのは、収益性の確保でしょう。いくら良い建物を建てたところで、収益性が低ければ、事業として魅力的とは言えないでしょう。では、収益性を確保する上で何を検討する必要があるのでしょうか? それは、
(1)長期的な視野での市場調査
(2)土地の効率的な利用
(3)税務対策となる事(相続税対策、固定資産税対策)
(4)長期的な視野でのデザイン性、基本性能の確保
特に(4)については、その能力のある設計事務所(数は少ない)の力の見せ所であり、たいへん重要な要素です。